ザッカーバーグさんのハーバード卒業式スピーチ

dj_satoru / 2017年5月31日

僕らは誰しも、誰かに手を差し伸べる時間を作れます。すべての人に、自分の目的を追える自由を与えましょう。それはそうすることが正しいことだからというだけではありません。そうすることで、より多くの人がそれぞれの目的を追求できたら、僕らの社会全体がよくなるから、そのためにやるのです。それが理由なんです。(「ザッカーバーグのハーバード卒業式スピーチが感動的だったので日本語訳した。」より)

今日あった打ち合わせの中で、Facebookを立ち上げたマーク・ザッカーバーグさんのスピーチが話題になりました。

打ち合わせでちょうど話していた内容が、ザッカーバーグさんのスピーチに被るという話しで、とても関心をそそる話しでもあったので一読。

ザッカーバーグのハーバード卒業式スピーチが感動的だったので日本語訳した。

映画「ソーシャル・ネットワーク」の影響か、ザッカーバーグさんって利己主義でクレイジーな印象があったのですが、スピーチの内容を読むと全然勘違いな印象でしたね。スピーチの内容は、社会のことを誰よりも考えていて、しかも社会に対してどう行動することがいいか賢く知恵を持っている方という感じです。

心に留まったところで内容を要約しますと、

  • 僕らの世代にとっての課題は、「”誰もが”目的感を人生の中で持てる世界を創り出すこと」。自分の人生の目標を見つけるだけでは不十分である。
  • 世界に「目的感」を持ってもらうための3つの方法がある。
    1. 一緒に大きくて意味のあるプロジェクトについて語ること
    2. ”平等性”を再定義して誰もがその目的に参加する自由を持てるようにすること
    3. 世界規模のコミュニティを創り出すこと
  • 大きな成功は「失敗する自由」によって生まれる。JKローリングはハリーポッターを出版できるまでに12回も断られた。ビヨンセですら!”Halo”を作るまでに何百曲と作った。
  • だから、もし失敗する自由=”ある人”がそのアイデアを実行に移す自由がなかったら、それは”僕ら全員にとっての”損失。
  • 今目前にある問題は、都市単位や国単位でなく、グローバルコミュニティレベルでの協力関係が必要な課題。そのために、自由と開かれたグローバルコミュニティが必要な一方で、権威主義や孤立主義、国家主義など、それをスローダウンさせようとする力とぶつかる。これは国同士の争いではなく、考え方同士の争いである。

個人的に価値観が変えられたのは、「たくさん失敗することが大きな成功の秘訣。だから、失敗を認める社会を創らないといけない」、「失敗を認める社会でないことは、その人自身だけの損失でなく、社会に属する全ての人々にとっての損失になる」というところ。

日本ではかもしれませんが、「失敗をしないことが是とされる(失敗に対する制裁や圧力が強い)」、「失敗の自由が利かない=経済的などな理由でそもそもチャレンジできない人を助けるのは、ボランティアで自己犠牲」、という社会の価値観があるように思います。でも、大事なのは「その中でも失敗を恐れずチャレンジすること(そして、失敗を積み重ねること)」であり、「人助けは自己犠牲ではなくて社会的損失を防ぐもので、結果として社会に属する自分自身にも益として返ってくる(つまりは自己犠牲ではない)」。

と、まぁ、いろいろ考えさせられるスピーチでしたが、結局のところは(これもスピーチの内容にもあったことですが)、毎日やることをやって前に進むだけですね。

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